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國稀 特別純米酒 720ml

独自商品コード 791
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製造元 國稀酒造
原産地 北海道増毛郡増毛町
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在庫状況

【商品説明】
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
日本海に面したJR留萌線の執着駅増毛町。国稀酒造は現在、最も北に位置する北海道の日本酒蔵です。創業は明治15年、にしん漁で賑わっていた時代に、労働者のために酒を造ったのが始まり。創業当時、増毛には良質の水ゆえ7軒の酒蔵があったが、現在ではこの蔵のみとなった。企業合同等を経ずに続いてきた単独の日本酒蔵としては、道内きっての歴史をもつ。現在でも石蔵や、大正時代に建てられた木造の店舗が使われていて、社屋は北海道遺産にも選定され、「北海道赤レンガ建築賞」を受賞している。

暑寒別岳は雪深く初夏の頃まで残雪に覆われ、そこから流れる水はかつて北前船が飲料水を補給したほどの名水。南部杜氏の技で仕込まれる酒は、しっかりとした味わいでとくに辛口に定評がある。原料米も全国からさまざまな品種を取り寄せるなど、大消費地から離れた土地にあっても、新しい酒質の開発に研究熱心な蔵である。酒名「国稀」は、大正時代に創業者の本間泰蔵氏が、陸軍大将及木稀典にちなんでつけたもので、「國に稀な良い酒」の意を込めたものだといわれる。

「國稀 特別純米酒」は、純米酒ながらスッキリとした辛口で、米の旨みが感じられる、丸みのある落ち着いた味わいが特徴。コクのある料理の味を引き立てる。燗、冷ともに美味しいが、それぞれ味わいの違いを楽しんで。

【スペック】
原材料:米(国産)・麹米(国産米)
使用米:五百万石100%
精米歩合:55%
アルコール度数:15.5
日本酒度:+4〜6
酸度:1.4〜1.6
瓶詰タイプ:火入
保存方法:静かな冷暗所(開封後は要冷蔵)



<蔵元ストーリー>
●国稀は呉服店からはじまった
国稀は初代本間泰蔵が、増毛郡役所に醸造免許鑑札願いを届け出た、明治15年が創業です。創業者本間泰蔵は、嘉永2(1849)新潟県佐渡の仕立て屋の三男として生まれ、明治6年23歳で小樽に渡り呉服店の養子格の番頭として働き、ニシン景気でわく増毛にしばしば行商で来ていましたが、明治8年に増毛に移り住み呉服商を始めました。



明治15年には「丸一本間」を名乗り、本業の呉服商の他に、荒物雑貨販売、呉服雑貨や漁獲物の輸送のためだけではなく、地域住民の需要を満たす海運業、当時この地第一の産業であったニシン漁にも手を拡げ、醸造業も始めるに至りました。当時、日本酒の多くは本州からの移入酒で、決して安いものではありませんでしたが、佐渡の知人に酒屋がいたことから知識があった泰蔵は、当地での自家醸造を思い立ったとされています。



創業から20年間は、旧本店(現「旧商家丸一本間家」、国指定の重要文化財)敷地内にある醸造蔵で酒が造られていました。しかしニシン豊漁による好景気が続き、酒の需要が増え続け、創業時の設備では量産できないところから、明治35年、現在地に地元産の軟石を使った酒蔵を建設しました。同年に合名会社となり、丸一本間合名会社酒造部として永きにわたり営業して参りましたが、合名会社設立から100年目の平成13年に、国稀酒造株式会社と社名を改めました。



​​​​​​●国に稀な良いお酒
現在、当社の社名ともなっている酒の代表銘柄の「國稀」も、その昔は「國の誉」でした。「國稀」という名の酒が、乃木希典元陸軍大将の名前にちなんで、定番の商品名として登場したのが大正9年のことです。明治35年、旭川の第七師団は盛岡の第八師団と共に、寒さに強いという理由で日露戦争に出征します。この第七師団にはたくさんの増毛町民が入隊しており、激戦地ともなった二百三高地での死者数も多数となりました。戦後、戦没者を弔うために慰霊碑を建てる話が持ち上がり、当社創業者である本間泰蔵がその発起人となったのです。町民の寄付を募り費用をまかない、明治40年頃、泰蔵が東京の乃木希典元陸軍大将に碑文の揮毫の依頼に赴きました。



実際に面会し乃木大将の人格に大きな感銘を受けた泰蔵は、増毛に戻り、乃木希典の希の一字をもらい「國の誉」を「國稀」と改めました。「希」ではなく「稀」としたのは、そのまま使用するのはおこがましいと考えたためで、「のぎへん」をつけて「国に稀な良いお酒」という意味合いももたせました。明治40年頃から実験的に価格の高いお酒に使っていたようですが、由来についてはあまり一般的に知られていませんでした。忠魂碑は大正5年に建立され、現在も同じ場所にたたずんでいます。乃木大将は、大正元年9月に明治天皇の大喪当日、静子夫人と共に自決し本懐を遂げました。



【蔵元】
國稀酒造株式会社
所在地:〒077-0204 北海道増毛郡増毛町稲葉町1丁目17
電話 :0164-53-1050
https://www.kunimare.co.jp/

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