【商品説明】
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幅があるリッチな味わい&キレよい辛口、人気の「船中八策」しぼりたて純米生原酒。毎冬人気の純米生酒、おなじみ「超辛口純米 船中八策」のしぼりたて新酒生酒バージョン。フレッシュで香り高く爽やか、ふくよかで幅があり、旨味たっぷりのリッチな味わいを楽しめます。冬の味覚と合わせて楽しい、バランスよくキレのよい辛口純米酒です。
○20-21年|試飲コメント
スッキリ爽やかながら、旨味がしっかりとしていて、奥行きある味わいの辛口/キレの良さが抜群/非常にスッキリとした辛口でありながら、しっかりと旨味を感じられる/爽やかな酸が食欲をそそる食中酒/ドライでもしっかりと味があり、ほんのりと麹の甘さを感じられ、喉越しも良い/船中八策らしい腰のある辛口
【スペック】
使用米:ナツヒカリ(高知)、山田錦(高知)
精米歩合:掛米60%|麹米60%
使用酵母:熊本酵母
アルコール度数:17.0〜17.9
日本酒度:+8
酸度:1.6
アミノ酸度:1.3
瓶詰タイプ:生原酒
保存方法:要冷蔵
<蔵元ストーリー>
●司牡丹の由来・社宝「芳醇無比乃巻」
今から約400年の昔、関ヶ原の合戦直後の慶長8年(1603年)のことです。関ヶ原の勲功により、徳川家康から土佐24万石を賜った山内一豊に伴い、土佐に入国した山内家の首席家老、深尾和泉守重良は佐川万石を預かることになります。その時、深尾氏に従ってきた商家の中には、酒造りを業とする「御酒屋」の名が見られました。深尾家出入りの御用商人で「名字・帯刀」を許された格式ある酒屋です。この酒屋が、司牡丹酒造の前身であります。
以来、佐川の地に伝統正しい酒造りが受け継がれ、大正7年(1918年)、佐川の酒造家が結集して近代企業として株式会社を設立。そして佐川出身の維新の志士、明治新政府の宮内大臣も務めた田中光顕伯爵(坂本龍馬、中岡慎太郎亡き後の陸援隊長)は、この佐川の酒を愛飲し、「天下の芳醇なり、今後は酒の王たるべし」と激励の一筆を寄せ「司牡丹」命名。「牡丹は百花の王、さらに牡丹の中の司たるべし」という意味であります。
●社宝「芳醇無比乃巻」
昭和5年(1930年)、高知県出身で時の総理大臣、浜口雄幸首相から司牡丹に「芳醇無比」の賛辞の一筆が届けられました。これを聞いた司牡丹の名付け親、田中光顕伯爵は「私も何か言葉を添えよう」と一筆をしたため、「空谷と名にはよべども水音も跫音も高く世にとどきけり」「酒の名の牡丹は獅子によりてこそ高くかほらめ千代の世までも」の二首を寄せられます。これは浜口首相の一筆と合わせて表装の上「芳醇無比乃巻」と箱書きまでされた丁重な贈答でありました。
「空谷」は浜口首相の雅号から、「獅子」はライオン宰相の異名から、そして百花の王「牡丹」は百獣の王「獅子」とは切っても切れぬ関係。つまり、「ライオン宰相浜口雄幸の名声と共に、司牡丹はいつまでも酒の王者であろう」という意味なのです。その後、田中伯より手紙が届き、「ずっと気になっていたが、やはり下の七字の<千代の世までも>は<のちの世までも>の方が良いと佐々木信綱博士にも言われたので書き直したい。面倒だが送り返してほしい。」とのこと。間もなく、改めて書き直されたものが再び表装されて届けられました。「酒の名の牡丹は獅子によりてこそ高くかほらめのちの世までも」これが、現在も社宝として司牡丹酒造に所蔵されている「芳醇無比乃巻」なのです。
【蔵元】
司牡丹酒造株式会社
所在地:〒789-1201 高知県高岡郡佐川町甲1299
電話 :0889-22-1211
https://www.tsukasabotan.co.jp/