【商品説明】
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○蔵元コメント
今年も使用酵母は熟成による香味劣化を少ない「秋田雪国酵母UT-2」カプロン酸エチル(リンゴ・メロン様の香り)と酢酸イソアミル(バナナ様の香り)のバランスよく纏った、膨らみある味わいが楽しめそうです!
○製法
粗いザルで濾して上槽したあと、少しづつミキサーにかけて粒の大きい滓を摺りつぶしました。トロリと濃い触感で、静置しておいても上澄みは、ほんの数センチ程度にしかならないため見た目は真っ白な酒といった感じです。
【スペック】
使用米:ナツヒカリ(高知)、山田錦(高知)
精米歩合:65%
使用酵母:AKITA雪国酵母(UT-2)
アルコール度数:17度
日本酒度:-15
酸度:2.5
アミノ酸度:非公開
瓶詰タイプ:生貯蔵
保存方法:要冷蔵
<蔵元ストーリー>
●秀よし誕生ものがたり
江戸時代初期、伊勢の国(三重県)に油屋を営む長兵衛というものがおりました。国中から伊勢参りの旅人が訪れ、最新の情報が集まる中で育った長兵衛の息子は豊かな秋田への移住を決意しました。長野村(中仙町)に入ったその青年は大変な苦労を重ねた末に地主となりました。その後、米・水に恵まれた長野村の利点を活かし酒造りを始めたのが元禄弐年。これが酒処秋田県で三百十七年の歴史を数える当蔵の誕生です。
●銘柄の由来
当蔵の酒銘が「初嵐」であった嘉永時代、秋田藩主佐竹候が藩内の銘酒を集め酒競べを行いました。そこで従来の御用酒「清正」に優るものと激賞されました。加藤清正が仕えた「豊臣秀吉」と、「秀でで良し」の二つの意味を合わせて「ひでよし」と拝命され今日に及んでいます。地元では、元禄の創業当時から変わらぬ信頼とご愛顧をいただいております。
●歴史の古き酒蔵
明治初年に建て替えられた家屋と酒蔵は、永い年月を経たものだけが持つ重厚感と風格を感じます。酒蔵の中にはお米を蒸すための巨大な「和釜」やお酒を搾るための総漆塗りの「酒槽」(さかぶね)などが鎮座しています。どの道具も現役で使われているとは信じられないほど愛用しています。
●蔵内に内設されている美術品
蔵内には14代続く、鈴木家所蔵品を納めた文庫蔵が併設されています。酒造伝記や古美術を多数所有し、豊臣秀吉や織田信長からの寄贈品もあります。美術品から蔵の歴史の奥深さを感じる事が出来ます。
●黒塗角頭兜くろぬりかくとうかぶと簪かんざし
織田信長公から豊臣秀吉公が戦功により賜った物を、後に秀吉公から角館の殿様である佐竹家が拝領になったものです。兜の鉢の上に牛革で箱のような頭部を乗せており、織田信長公の時代には、このような変型兜が流行していたそうです。鈴木家の嫁を迎える道具として、大切に継承されてきた物です。金細工というつくりで、飾りには水晶、珊瑚が使われております。
●古文書こもんじょ
「元禄時代以来酒造伝記録」は、この一文から始まります。「季節が変わっていく様子を肌と感性で感じ、機が熟した時に酒を造り始めろ」というこの一文は酒造りの本質を表しており自然の営みこそが万物の道であることを教えてくれています。
【蔵元】
(名)鈴木酒造店
所在地:〒014-0207 秋田県大仙市長野二日町9
電話 :0187-56-2121
https://www.hideyoshi.co.jp/