【商品説明】
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『菱湖(りょうこ)』シリーズのブランドコンセプトは、酵母の香りを引き出し、米のうまみ、綺麗な甘みを感じる芳醇旨口の酒質。その出来立ての酒をお客様にそのままお届けいたします。特約店・販売店限定流通の商品となります。
微発泡感と出羽燦々が醸し出すスッキリとした酸味が力強さを後押し、一口飲むと飲み応えがあるように感じますが、余韻は尾を引くことなくDRYな味わいに。多様な料理にも合わせやすい芳醇辛口な仕上がりです。本来の菱湖シリーズの甘みを感じる芳醇旨口の酒質とはひと味違った造りの、新潟らしい淡麗辛口に仕上げた日本酒度+10のドライ感をお楽しみください。
【スペック】
原材料名:米(国産)、麹米(国産米)
使用米:出羽燦々
精米歩合:60%
アルコール度数:15度
日本酒度:+10
アミノ酸度:1.6〜1.8
瓶詰タイプ:生酒
保管方法:要冷蔵
<蔵元ストーリー>
● 霊場弥彦山にもほど近い
その醸造元は越後平野のほぼ中央、新潟市の日本海寄りに蔵がある。岩室温泉を挟んで山岳信仰の霊場弥彦山と、四季を通してトレッキングが楽しめる角田山(かくだやま)が並ぶが、長者原山とも呼ばれるこの角田山の山麓に広がる福井地区が、『峰乃白梅』のふるさとだ。このあたりは、旧石器時代や縄文時代の遺跡、古墳時代前期の古墳などがあることから、1万年以上も昔から開けていた土地であるらしい。
●城下町として栄えた歴史
江戸時代には、長岡藩の支藩・三根山藩一万石の城下町として栄え、また北国街道筋にあって岩室温泉や弥彦神社に近いことからにぎわったという。「冬の日本海からの北風が山を越えて吹き下ろすため、酒造りの季節は極寒となり、酒を醸すのに絶好の環境となります」 と代表取締役の高橋芳郎さんは、蔵の立地について語る。また、これらの山に降った雨は黒御影の層で長い年月をかけて磨かれ、弥彦・角田山系の伏流水となって蔵の周りに湧き出している。蔵の裏手を流れる小川には、夏になると無数の蛍が飛び交うというから、きれいな水の証だろう。
●『芳醇』を醸す
こうした恵まれた自然条件と、この土地ならではの良質な水は、すっきりとしたきれいな味わいの酒を生み出す。「新潟淡麗辛口にとらわれることなく、3年前より芳醇旨口の純米酒に挑戦し、飲み飽きしない芳醇な造りに力を入れてきました」と高橋社長は話す。芳醇なお酒にこだわるのは、コメをしっかりと磨いて水を生かし本格的な品格を追求するゆえだろう。「今期からは、かねてより目標にしていた芳醇辛口にも挑戦にしています」と高橋社長。美味しい本格派を求める情熱に終わりはないようだ。 蔵の歴史は寛永年間(1624〜1643年)に遡る。徳川幕府は3代将軍家光の治世。この頃、越後三根山藩に酒を献上したとの記録が残ることから、じつに380年にもわたって酒造りをしてきたことがわかる。新潟県内で2番目に歴史ある蔵ということになる。 なお三根山藩は江戸末期の戊辰戦争で、荒廃した本家長岡藩にコメ100俵の救済米を贈った、いわゆる「米百俵」の逸話でも知られている。
●『峰乃白梅』の名に込めた想い
代表銘柄を『峰乃白梅』としたのは、1979年のこと。隣町の漢学者・斎藤而立庵師より贈られた漢詩から採ったもので、品質では山頂を目指して「峰」を、味わいには清らかさを求めて「白梅」を冠したという。かくして「越後三梅」とうたわれ、新潟地酒の地位を確立。 全国新酒鑑評会では平成25・26・27酒造年度3年連続金賞、関東信越国税局酒類鑑評会では平成25・26酒造年度の吟醸の部・純米の部にて2年連続優秀賞W受賞を果たしている。また、新潟県で伝統のある越後流酒造技術選手権大会では、令和元酒造年度に入賞している。「3年前にラベルを一新しました。水にぬれてもはがれないようにしたのです」と高橋社長。
【蔵元】
峰乃白梅酒造株式会社
所在地:〒953-0076 新潟県新潟市西蒲区福井1833
電話 :0256-73-5000
https://www.facebook.com/minenohakubai33/