【商品説明】
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とってもボリューミーな酸度3.3
ワイングラスに入れて飲むのもよし
夏生と炭酸水を7:3で割って飲むのもおすすめです
【スペック】
使用米:美山錦
精米歩合:60%
使用酵母:ー
アルコール度数:14度
日本酒度:-18
酸度:3.3
アミノ酸度:ー
瓶詰タイプ:生酒
保存方法:要冷蔵
(2024/7)
<蔵元ストーリー>
●鳥海山のふもと「にかほ」にある小さな酒蔵
秋田県南部、日本海に裾野を浸し海岸から立ち上がるように聳える霊峰・鳥海山。その北の山裾に日本海に面して広がるにかほ市は、海岸あり、渓流あり、平野ありの起伏に富んだ景観が広がり、清らかな湧水に恵まれ、海産物や米を始めとする産、山と海に抱かれた風光明媚な街。鳥海山からの恵み豊かな土地で、高原あり、湿原あり、温泉ありと自然も豊かです。北上する対馬暖流の影響を受けるため県内では温暖な地域ですが、冬は厳しい季節風に見舞われ、海岸部では「波の華」も見られます。
●厳しい寒さがうまい酒をつくる
蔵はにかほ市北部の平沢(旧仁賀保町)にあります。この街は江戸期に、仁賀保氏の城下町・羽州街道の宿場町・北前船の寄港地として栄えたところ。その中心部、海岸から50mほどの街道沿いに蔵は建っています。明治15年築の土蔵は、温度変化にも負けない酒造りに適した環境を生み出し、また蔵の外には創業以来、樹齢500年の大きな欅の木があり、夏場の日光を遮り、蔵の温度を低温で保つ役割を担っています。
●創業1487年、室町時代の創業
東北で最も歴史があり、全国でも3番目の酒蔵です。創業は1487年(長享元年)、時は室町時代。3年後の年は八代将軍・足利義政が京都の東山に銀閣寺を建立しています。現在の当主は二十六代目。斎藤家の屋号「泉屋」が示す通り、斎藤家は関西の泉州(現在の大阪府泉佐野市)より仁賀保へと移り住みました。
●「飛び切り良い、白い水」
宝暦年間から天保年間を生きた名僧・良寛和尚の友人で、仁賀保(にかほ)に暮らしていた「増田九木」という画家が、良寛へ宛てた手紙にトンチのきいた名言を書き残しました。それは「飛び切り良い、白い水」という言葉。つまり、「飛」と「良」を並べる「ひら」は平沢にかけた言葉で、そして「白」と「水」は上下に並べると「泉」。これは斎藤家が「泉州出身」であるという意味合いがあります。それまでは「金亀」という銘柄でしたが、この九木の自慢話が噂を呼び、酒銘「飛良泉」が誕生しました。
●こだわり「山廃づくり」
飛良泉の特徴は、酒母を「山廃仕込み」で作ること。正式には山卸廃止仕込みといい、昔ながらの酒母製造方法です。蒸米、麹、水を仕込んだ後で、櫂棒と桶ですり潰す“山卸”と呼ばれる作業を廃止することで“山廃仕込み”になります。山廃仕込みでは、空気中の乳酸菌など微生物の力をいっぱい借りて、自然のままに酒母を培養・育成します。つまり、微生物によって有害な雑菌を滅し、酵母がしっかり育つ環境を整えます。そうしながらも微生物は、麹から生まれた糖分と乳酸菌の造る乳酸によって死滅し、最後には、強まった乳酸も出来上がったアルコールで弱まります。自然の摂理にかなった醸造方法です。人の手で乳酸を入れる「速醸」酒母は約2週間ほどで仕上がりますが、「山廃」酒母は30日ほど必要です。空気中の乳酸菌などの微生物の力を利用し、自然のままに酒母を培養、育成。微妙なさじ加減の温度管理が必要とされます。手間ひまを惜しまず、手のかかる我が子を育てるように作られています。
【蔵元】
株式会社飛良泉本舗
所在地: 〒018-0402 秋田県にかほ市平沢中町59
TEL :0184-35-2031
https://www.hiraizumi.co.jp/